肥満体質はミドル臭と密接な関係がある
摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると太るわけですから、簡単に言うと「食べなければ痩せるのです!」
しかし、わかっていながらできないのが私たち人間。
「ミドル臭対策に効果がある食べ物と悪い食べ物」でご説明したとおり「脂肪の分泌量」がニオイを発生させる大きな要因になります。
相当な運動量を日課としていない限り、肥満の解消は食事でコントロールするのが基本です。
肥満というのは脂質異常を加速させますので、正しい生活習慣が必要です。
まずは今より体重を5%減らしてみましょう。
肥満に至る三大要因
1 夜型の生活
2 早食い
3 バランスの悪い食事
1 夜型の生活
1日3食のバランスが取れた食事は体重を増やさない基本中の基本です。
夜型の生活の人は遅い時間帯に夜食を食べてしまう傾向があります。
寝る3時間前に食事をしてはいけないのは一般的に知られていると思います。
その理由は夜遅く摂取したエネルギーは使われずに肝臓や脂肪組織に溜まって蓄積するからです。
そして朝になってもあまり空腹を感じないため朝食を抜くのです。
朝食を抜くと、今度は昼食時の空腹感が大きくなり「まとめ食い」つながるという悪循環に陥ります。
2 早食い
私は自分でも認める早食いです。
「もう食べたの?」と言われるのはいつものこと。
これが肥満につながっていました。
物を食べると脳がそれを察知して満腹中枢を刺激します。
ただし、それが起こるまで20分程度かかるのです。
早食いの人は20分もかからずにペロリと食事を終えてしまいます。
そのスピードで食べると、十分な量を食べているにもかかわらず、脳が満腹感を感じることができないため、もっと食べてしまいます。
つまり「食べ過ぎ」なわけです。
それを学んだ私がとった工夫は、まずゆっくり食事ができる時間を確保しました。
私だけでなく、ゆっくり昼休みが取れない労働環境にいる人は少なくないでしょう。
あなたもサッサと食べ物を口にかき込んで、すぐ仕事に戻る生活を送っていませんか?
しっかり時間を取ることに加えて食材を大きく切ったり、硬いものを選んだり、噛んで飲み込むのに時間がかかるようにしたのです。
そのため昼食は弁当を持参するようになりました。
毎日弁当持参となるとハードルが高いと感じるかもしれません。
でも実は簡単。
前日の夕食をそのまま弁当箱に突っ込むだけでいいのです。
外に食事に出なくなったおかげで、ゆっくり食べる時間を確保できるようになりました。
さらには食費も抑えることができて小遣いも増えました。まさに一石二鳥です。
3 バランスの悪い食事
現代の日本人の食事は欧米化してしまい、油ものや動物性脂肪を多く摂りがちな偏った内容です。
これが体臭に一番影響を及ぼしているでしょう。
糖質・タンパク質・脂質はバランスよく摂り、ビタミン、ミネラル、食物繊維もたっぷり摂りましょう。
特に食物繊維は体が糖質や脂質を吸収するのをやわらげてくれます。
栄養のバランスが悪い食事は太りやすいだけでなく、その他の病気など体全体に悪影響であることは言うまでもありません。
バランスがいい食事とは、やはり伝統的な日本らしい食事。
それは主食+主菜+副菜×2+味噌汁です。
まとめ
中年太り、最近では「メタボ」という表現が一般的になりました。
太る原因は食生活を中心とした生活習慣の乱れですから、それを正すだけで徐々に肥満は解消されます。
肥満の原因になる成分は体臭とも密接に関係しています。
それを考えると、太らないことは最も有効な体臭予防のひとつなのです。